イロコスモリンガは遺伝子組換等を一切行わない原種のモリンガです。
モリンガ(マルンガイ)は東南アジア原産の熱帯から亜熱帯地域に生息する植物で、現地では古くから野菜やハーブといったものと同じようにして日常的に食べられています。
ワサビに似た爽やかな香りを持つ為、日本ではワサビノキとも呼ばれています。
モリンガの葉には各種ビタミンやミネラルなど、人間に必要な栄養成分が約90種類以上も含まれており、昔から現地の人々はこのモリンガを食べることで必要な栄養を補っていたとのこと。
その栄養成分の豊富さから、ミラクルツリーや生命の木とも呼ばれ、少量を定期的に摂取することでインナービューティーに効果が期待できるスーパーフードの一つとしても注目されています。
●環境美化に寄与
モリンガの木は通常の木に比べて光合成の際に約20倍のCO2を吸収すると言われています。
この為、このモリンガを栽培することによって地球温暖化の防止に貢献することが期待されています。
またモリンガの種には水質浄化の効果があり、泥等で汚れた水の中にこのモリンガの種を入れるとモリンガの種に含まれる成分が接着剤の役割を果たし、細かな汚れを吸着し、綺麗な水と汚れとを分離させます。
これらの観点からモリンガの種は発展途上国の水質浄化という視点からも注目を集めています。
●イロコスモリンガリーフ
90種類の栄養成分を含むと言うと青汁を想像される方も多いかもしれませんが、フィリピンのイロコスノルテ州産(ILOCOS NORTE)のモリンガは綺麗な土と水によって育つ為、モリンガと言うと連想されるであろうえぐみや青臭さが少なく、日本人にも受け入れられやすいスッキリとした香りと味をしています。
また人の手を加えた品種改良等を行わない原種のままの姿ですので、栄養素の豊富さ、栄養価の高さもモリンガ本来の姿を残しています。
●イロコスモリンガリーフに含まれる代表的な栄養成分
(パウダー100gあたり)
食物繊維 | 19.2mg | ビタミンB1 | 2.65mg |
---|---|---|---|
銅 | 0.57mg | ビタミンB2 | 20mg |
鉄分 | 28.2mg | ビタミンB3 | 8mg |
ビタミンA | 3000mg | ビタミンC | 150mg |
カリウム | 1320mg | カルシウム | 2010mg |
亜鉛 | 3.24mg | マグネシウム | 368mg |
ポリフェノール | 2300mg | リン | 205mg |
アルギニン | 1318mg | リシン | 1325mg |
ヒスチジン | 614mg | メチオリン | 345mg |
イソロイシン | 821mg | フェリルアラニン | 1392mg |
トレオニン | 1182mg | トリプトファン | 428mg |
バリン | 1064mg | γ-アミノ酸(ギャバ) | 162mg |
●イロコスモリンガシードオイル
モリンガの魅力は栄養素の豊富さと栄養価の高さですが、その魅力は葉だけにとどまりません。
ドラムスティックとも呼ばれるモリンガの鞘から収穫する事ができる種からは良質な油を搾ることができます。
ワサビノキ種子油、モリンガオイルとも呼ばれるこの油は、角質を柔らかくすることで有名なオレイン酸を非常に多く含むだけでなく、パルミチン酸等の脂肪酸も豊富に含みます。
パルミチン酸はヒトの肌への浸透率が高く、化粧品原料としてモリンガシードオイルを使用した場合モリンガシードオイルに含まれるビタミンA、ビタミンC、アミノ酸といった豊富な栄養素を肌へ浸透させる役割を果たします。
またモリンガオイルの最大の特長として乳化作用を持つベヘン酸を含むことが挙げられます。
このことからボディクリーム等の原料としても非常に優れている原料であると言えます。
そのままでもアンチエイジングや化粧品用途の油として非常に優秀なこのオイルの魅力は古くから知られており、世界三大美女として有名なクレオパトラも愛用していたという歴史も存在します。
イロコスモリンガの豊富な栄養はこの種にも蓄積されており、搾油された油は非常に高品質で高級な化粧品原料として仕上がります。
●イロコスモリンガシードオイルに含まれる代表的な脂肪酸組成
C16 | パルミチン酸 | 5~6 |
---|---|---|
C18 | ステアリン酸 | 4~6 |
C18:1 | オレイン酸 | 74~77 |
C22 | ベヘン酸 | 5~7 |
モリンガシードオイルに関してはこちらのページでさらに詳しくご紹介しております。
●衛生管理と加工
南方系の植物であるモリンガは高い気温の下で育つ植物の為、気温が15℃以下になると成長が止まってしまいます。
モリンガの魅力は何と言っても栄養成分の豊富さですが、もともと南方系の植物の為、ハウス栽培等で育てられたモリンガは温暖な地域で育ったモリンガに比べると栄養価が下がってしまい、花が咲かない、種ができないといった症状を引き起こしてしまいます。
イロコスノルテ州は年間を通して温かい地域です。この為イロコスモリンガはモリンガ本来の力を発揮します。
また、モリンガというと辛みが強い、青臭いといった印象を持たれる事が多いようですが、イロコスノルテ州の豊かな土壌と綺麗な水で育ったモリンガにはそういった嫌な辛みや臭みが殆どありません。
朝収穫したモリンガの葉は、農場の直ぐ近くにある加工工場でその日のうちに乾燥されます。
その為、葉の変色や、味や香りを落としてしまうといったことを最小限に抑えることができます。