●クレオパトラも愛用したと言われる高性能オイル
モリンガシードオイルはモリンガの種から搾油することができる植物性の油脂で、モリンガオイル、ワサビノキ種子油とも呼ばれている稀少なオイルです。
モリンガは栄養素が非常に豊富なことで知られていますが、種にもその栄養素はしっかりと蓄えられており、種から搾油されたオイルは世界的に注目されています。
化粧品用途として非常に優秀なオイルで、ヒトの肌への刺激が少なく、角質を柔らかくすることで有名なオレイン酸を多く含む他、ヒトの肌への浸透率が高く、モリンガオイルに含まれる豊富な栄養素を直接肌へ届ける役割を果たすパルミチン酸等の脂肪酸も豊富に含まれています。
乳化作用を持つベヘン酸を含むこともモリンガオイルの特長ですが、さらに肌ストレスを軽減させ、肌の活性化につながる効果が期待できる成分も含まれる事がわかり、化粧品または化粧品原料としてさらなる注目を集めています。

モリンガオイルがアンチエイジングオイルや化粧用オイルとして非常に優秀な力を持つことは太古の時代から知られており、世界三大美女の一人として名高いクレオパトラもモリンガオイルを愛用していたと言われています。
●モリンガシードオイルができるまで

採集
イロコスノルテ州の肥沃な土壌で育ったモリンガの鞘を採集します。
モリンガの鞘はその太鼓のバチのような外見から「ドラムスティック」とも呼ばれます。

脱穀
ドラムスティックから種を外して乾燥させます。
乾燥させたモリンガの種は全て手作業で殻を剥きます。
大粒でたっぷりオイルを含んでいるイロコスモリンガの種のみを使用します。

搾油
殻を剥いた種は低温圧搾(コールドプレス)にて搾油を行います。
搾油したモリンガオイルの原油は淡い黄色をしています。
静置し、フィルターを通した後、品質検査を経てから出荷します。
しかし、イロコスモリンガ協会はモリンガシードオイルの製造方法を熟知する技術者と提携し、最高の抽出方法(コールドプレス)で安定的に生産する事に成功しました。
●モリンガオイルに含まれる代表的な脂肪酸
ヒトの肌への浸透率が高い他、ビタミンAを安定させる効果を持ちます。
モリンガオイルをフェイスオイルやボディオイルとして使用した場合、オイルに含まれる栄養素を直接肌へ届ける役割をします。
C16:1 : パルミトレイン酸
若いヒトの皮膚に多く含まれる脂肪酸ですが、その含有量は年齢と共に減少します。
肌の老化を抑制し、継続的に摂取することによってアンチエイジング効果が期待できます。
C18 : ステアリン酸
肌の潤いを保つ他に抗菌作用も持ち合わせ、化粧品をはじめとする様々な製品の原料として使用されます。
C18:1 : オレイン酸
肌への刺激が少なく、角質を柔らかくする効果を持つ為、化粧品原料としても多く使用される脂肪酸です。
モリンガオイルにはこのオレイン酸が最も多く含まれています。
C22 : ベヘン酸
モリンガオイルが別名「ベンオイル」とも呼ばれる由来になっている脂肪酸で、この脂肪酸が多く含まれる事がモリンガオイルの特長でもあります。
乳化作用を持ち、化粧品原料として使用されます。
●モリンガオイルの使い方
化粧水や乳液をご使用後、または洗顔後に直接数滴を顔全体になじませるようにして使用します。
継続的に使用することで肌にハリを与え、しわやほうれい線の緩和も期待できます。
ボディオイル、マッサージオイルとして
モリンガオイルはオイル独特のべたつきが少なく肌になじみやすいオイルなので、顔だけでなく全身に使用する事が可能です。
また炎症や痛みを緩和するとも言われています。
ヘアオイルとして
髪の保湿や傷んだ箇所の修復に効果が期待できます。またモリンガオイルに含まれる成分が肌を活性化させる為、フケや脱毛といった頭皮のトラブルに対しても効果が期待できます。
食用として
オレイン酸含有量が多く、酸化安定性が高い為加熱調理が可能なオイルです。肝臓の不調に対して効果があるとも言われています。
パスタに絡めたりサラダにかける…といった生食も可能です。
●イロコスモリンガのモリンガオイル
現在栽培されているモリンガは種等を効率よく収穫するために遺伝子組換えが行われたものが多いと言われていますが、イロコスモリンガは人が殆ど手を加えておらず、本来の姿のモリンガであると言っても過言ではありません。
またイロコスモリンガは無農薬栽培を徹底しており、そのオイルの搾油にも溶剤等の薬品を一切使用しない為、原料としての安全性も非常に高いと言えます。
イロコスモリンガの種子から搾油されたオイルは数あるモリンガオイルの中でも各種ビタミンやアミノ酸といったアンチエイジングに効果の期待できる成分を多く含み、化粧用として肌に塗って使用すればオイルそのままでも豊富な栄養素を直接肌に届ける高級な化粧品となります。
またオレイン酸の含有量が高く、オイル自体の酸化安定性が高いことも利点として挙げられます。